ORVILLE PECK

=BACK IN=　パンクバンドのドラマーだった彼は実家に住む母親からの電話が鬱陶しいかった。ロックスターになんかなれやしない、だってTVであんたの顔なんて見やしないじゃないか。TVになんて出てる奴らと俺は違うんだ。何が違うかはうまく言えないけれど。タイガーマスクであった三沢光晴だったようにマスクを超える男もいる。コイツは超えている。何が超えてるかはうまくは言えないがトロントに住むらしいだけわかっているORVILLE PECKによる2019年1stアルバムは、まるでALEX CAMERONがカウボーイ・ゴスかしたかのような男のロック＆バラッドでこれ以上はうまく言う必要はないほどに涙の全12曲。