CALEB LANDRY JONES
HEY GARY, HEY DAWN
この世が生んだ俳優でミュージシャンな人間では過去最高の男であるのに世界は気づかない。その世の中とはいつもそうだ。大事な人や大事なものはいつも後回しである。残念であるがそれはおそらく人間とは一気に進化してはいけないものであるからだと思う。でも我々は一気に行かせてもらおう。今日も明日も人類を置いてきぼりにするのだ。CALEB LANDRY JONESのは最高だ。パンクとグラム・ロックの良いところどりしてしっかりとアート枠に着地しながら敷居は高くない。ストリート・ミュージックとはそういうものでストリート・ミュージックでなければ意味はない。死んでからのことなど考えてる暇がないと言っているのと同じ意味であるから気が合わない人はそうは思わないかもしれないけれど気が合わない人と一緒にいる時間ほど人生の中でもったいない時間はないのでなるべくそういった人間からは離れた方がいいと思う。色々難しいことかも知れないけれど案外やってみると簡単だったりするものだしCALEB LANDRY JONESの音楽なんてまさにそれで聴いてる最中は友人なんていらないと思ったりもするのだけど聴き終わった後は誰かと話したくなる。矛盾なんてものがある生き物は人間だけなのだろうか。よくわからないけれどこのように脳内を何周もさせるなんて音楽だけの特権でそれを行使してくるCALEB LANDRY JONESはやはり最高だ。だから人生は矛盾だらけのまま簡単に生きた方が良いと思った。