CRUMB
ICE MELT![CRUMB 'ICE MELT'](http://bigloverecords.jp/cdn/shop/products/5FBB9B87-219B-4204-A72C-BDD91417F317_2de661d2-0abd-4395-a282-b1a1a88c3d34.jpg?v=1651156123&width=500)
-LTD. CRYSTAL CLEAR VINYL- NYCの4人組CRUMB、2021年フルアルバム。ボーカルのLila Ramaniは現行のニューヨーク・カルチャーにおいてアンダーグラウンドからメジャーまで最強の発信力を持ったコレクティブと言われるSTADING ON THE CORNERのメンバーでもある(あった?)といった絡みは2010年代後半確かなカルチャーからのパンデミック後の2020年代、真の幕開けを我々は感じることのできるのだが、つまりどの時代どの世の中においてもカルチャーの興奮はいくらでもあり、我々にその気があるかないかだけで時代は変わり、そして最も大事なことはCRUMBによる本作を世間とは違う側面で発見できるかどうかであり、それは今後のユース・カルチャー、サブ・カルチャー結果のマス・カルチャーさえにも影響する部分である。 海の向こうのSORRYとKING KRULEをEARL SWEATSHIRTからONYX COLLECTIVEやその後のSTADING ON THE CORNER的センスをハイブリットしながら、なによりそれが明らかなギター・バンドとしての提示であったというのはとんでもなく重要で完璧なるカウンターだ。しかしながら本作のあまりにもの静かなる革命は地位や名声や富を求めていないのは明らかであり、またその価値観はすでに旧時代のものであることを改めて教えてくれ、よってあなたによる発見(の仕方)が求められているのであった。とかなんとか言わぬともこの時代の傑作。