2022年5月アーカイブ
-
メルボルンのプロデューサーHARVEY SUTHERLANDがなんと復活した、あのKING KRULEのZOO KID名義のデビューシングルや今は亡きBIG PINK、COURTNEY BARNETTそしてHAZEL ENGLISHなどのデビュー作をリリースしていたロンドンのHouse Anxietyよりフルアルバム、2022。これがまるでLA PRIESTとWORKING MENS CLUBがブギー化したかのような独壇場といってもよいありそで誰も鳴らせなかったエレクトロニックに頼らない位置で見事鳴らしてしまった(だから世間には届きにくい)ブギー・インディの大カウンター盤。しかもレジェンドDAM-FUNKまで参加という文句なし一発。[Read More]
-
UKギターバンド・シーンを牽引するNice Swanよりブライトンの注目OPUS KINK登場。FAT WHITE FAMILY直系の不良具合にLIBERTINESから受け継がれるブリティッシュ・メロディにホーンにサックス入りPOGUES的アイリッシュ・パブ感がナイス。限定。[Read More]
-
YARD ACTのレーベルZen Fcがサインしたイングランド北東部のティーサイドで生まれた怒れるポエトリー・アシッド・ノイズ・ポリティクス・パンクスBENEFITS、デビューEP。SLEAFORD MODS以来の爆発ある予感。限定。[Read More]
-
多くのUK新人ギター・バンドが出演することで絶大な支持を受けるイギリスのフェスEnd Of The Roadが設立したニューレーベルその名もEND OF THE ROADよりblack midiやSQUID、TINAといったバンドと共演し話題となっていたロンドンのバンドMODERN WOMANのデビュー・シングル。屈折しながら反復する演奏とともにヴァイオリンなどによるクラシカルでどこかアイリッシュなアレンジ・ワークとSophie Harrisによる伸びやかな歌声によるオリジナルがすでに確立する女性VO版SQUIDへのカウンター的存在による全4曲。限定500枚。[Read More]
-
JAPAN EDITION-
-LTD.150 巻き帯+サイン入りカード+特別インナーシート+グリーン・ヴァイナル- ブライトンのDana Margolin率いるPORRIDGE RADIO、2022年アルバム。音楽にとって一番重要なものは歌詞ではなくてなぜならであれば詩を読めば良い。さらに言えば音楽の歌詞であろうとも「がんばれ」や「いきろ」やら「うっせーわ」などといった街中でも簡単に聞くことができる言葉で自分の何かが動かされたならばその時点で人生も人間も負けである。ちなみにそんな歌詞の音楽も負けている。音楽は勝ち負けでないというかもしれないがPORRIDGE RADIO音楽はたとえビリーアイリッシュよりも1000分の1の人間にしか気づかれていなくとも勝っている。と気づいた君も勝っている。もちろんビリーアイリッシュの戦いも素晴らしいがPORRIDGE RADIOの戦いは汗と涙がWブレンドで流れ出し結果若干の漏れも確認できるなんだかなぜならそれがロック・ミュージックであるからだ。全13曲、感動。
-
ワシントンはタコマの4人組ニュー・バンドENUMCLAWが残した傑作デビュー作品、待望のヴァイナル化。アートとかカルチャーとか音楽とかもしくは人間とか。もちろんロックやパンクとか。それらは反骨精神云々関係なく周りの人間と違うことをやらなければいけない。彼らもラップ・ミュージックは好きだろう。それは黒人たちが自ら切り拓いた世界であり築き上げた経済であり社会でありまたそれ故の誇りであるがしかしnumclawは「OASIS以来の最高のバンド」と自称しギターとベースとドラムを持った。どこか謎なメロディどこか普通ではないアレンジそしてなぜか泣けるメロディ。本作はロック史においてもとても大事な一枚である。限定500枚。[Read More]
-
SPORTS TEAMのレーベルHolm Frontがサインした噂の4人組女性バンドKRUSH PUPPIESのデビューEP。PORRIDGE RADIOにLANA DEL REYを参加させてMY BLOODY VALENTINEを轟音をプラスしたかのような異色な雰囲気に魅了されるカウンター・バンド。大きいところとサインしそうなポテンシャルダダ漏れ。限定300枚。[Read More]
-
-BIG LOVE世界限定先着特典厚紙プロモミニポスター付き- 君の言う夢と僕の言うそれとは全く違うものだし君が行きたい場所と僕らが行きたい場所も全く違う場所。よってこのレコードは君には必要ないものだ。MELODY'S ECHO CHAMBER、リアルに復活2022年3rdアルバムに泣かない人間とは離れていれば良い。と断言するほどに愛し愛され生きるあなたのベスト・アルバム。がんじがらめの実生活、言った言わないなんだか複雑な人間関係、いつまで経っても寂しがりやの強がり屋。フレンチ70'sサイケデリック・ムーヴィが生む万華鏡のようなドリームとファンシーショップにいる乙女のようなのドキドキ感(男性も実は大きく持つものだ)そして手が届きそうで届かない特別な距離感による本作は正しい場所へ誘う唯一の手段と思う2022年記念の一枚。[Read More]
-
-BIG LOVE EXCLUSIVE JAPAN EDITION.LTD.200 おひとり様一枚でお願いします- 88risingにサポートによりデビューした韓国系カナディアンLUNA LIのデビューアルバム。マルチミュージシャンである彼女の初期Youtubeチャンネルではさまざまな楽器をインストゥルメンタルの楽曲にてプレイする動画がアップされていましたが何よりもその自作曲の作曲能力に驚かされました。そして全てがヴォーカル入りとして発表された本作にはJoy Som、爆発ブレイクBeabadoobeeも参加。それはまるでPHOEBIE BRIDGERSの哀愁とSNAIL MAILのリアルとはまた違った場所からのリアルがまさかのシティポップ派のハートもぶち抜くドリームとロマンスが信じられないほど嫌味なく全般を覆いながらも先ほども言った曲作りそしてアレンジワークのレベルが凄すぎ逆にリスナーが普通に受け入れてしまってるとしか思えない天才ぷりの諸々記念すべき一枚。全13曲。[Read More]
-
PHOEBIE BRIDGERSに発見され彼女のレーベルからデビューした1999年生まれロスのダウンタウン近くの町で育ったCHARLIE HICKEY、2022年1stアルバム。まさにPHOEBIE BRIDGERS直系の泣きポップス全開全11曲。[Read More]
-
何かが吹っ切れたTORO Y MOI、2022年アルバムは自身のしたいことをしたといったたとえば冒頭のギター炸裂インストしながらしっかりとTORO Y MOIしていく手腕(ベースライン最強化)を見せつけつつノンストップで展開するある意味赤裸々でいながら終わらない青春と終わりたい現実の間で60'Sサイケデリックもしくはサマー・オブ・ラブにてドラマする200%見直したぞ気合いの全13曲。UNKNOWN MOTAL ORCHESTRA、さらにあのSOFIEも参加。[Read More]
-
KEVIN MORBYは来なかったがここで来た。コロナ禍も終わりマジになったKEVIN MORBY、過去に残した素晴らしい作品群と比べてもとんでもない作曲能力の向上。さらなる色を強めるカントリーやフォークでありながらそれに甘えないロックとしてのポップとしての楽曲群、全体の半分を占めるバラッド含め一曲も外れなし。おまえ、なんかあったんか?レコードいっぱい聴いたんか?とマジわたしはビビってしまったBIG LOVEにWOODSのメンバーとしてやってきて約10年を経てここまでやってきた全12曲。[Read More]
-
馬、カウボーイ、そして...ORVILLE PECK、ジェンダーの星、いや人類の星、ORVILLE PECK、2022年完全完璧メジャーSony産アルバム。もはやボスもいらないカントリーを超えた讃美歌もしくはパンク・ミュージック。ずっと聴く名作誕生。[Read More]
-
-待望のヴァイナル出ました- オランダ出身、MAC DEMARCOもBENNY SINGSによるビート・テープ・アルバム、カセット・オンリー・リリース。DE LA SOULに影響を受け元々はヒップホップ、ビートメイキングから始まった彼の初期衝動を改めて形にしたのであろうコンセプト・アルバム。いきなりのCOLA BOYY, MOCKYそしてMARC REBILLETをフィーチャーした"Beat100"などメロメロで(あえての) グルーヴィでこれレコードにした方が...と願ったら本当に作ってくれた完璧な内容&ゲストも豪華な全14曲。[Read More]
-
2022年アルバム。[Read More]
-
ビヨンセの「Lemonade」にもフィーチャーされたXLの秘蔵っ双子IBEYI。2022年アルバム。
-
The WAVE PICTURESとSLOW CLUBのメンバーによる1980年代のCreation周辺のギター・バンドのイズムを勝手に引き継ぎマジ本物となってしまった傑作バンドThe SURFING MAGAZINES、2021年アルバム2022年ヴァイナル。[Read More]
-
イギリスの新興レーベルの中でも特に注目されるBrace YourselfよりRough TradeのカウンターカルチャーにもフィーチャーされていたブリストルのDOG UNIT、2022年作品。PORTISHEADのGeoff BarrowのスタジオにてaudiobooksのDavid Wrenchとともに制作されなんとFOUR TETのKieran Hebdenがミックス。たしかに2000年代Domino時代のFOUR TET的世界観にも通じながらCaroline同様現代のイングランド空気感を持つ全4曲。[Read More]
-
コイツだけは信用できないが信じられる男を知っているか?俺は知っている。EYEDRESS、まじ時代を己に呼び込む男。ラップな人生送りながら超絶DIYドリーム・ギター・ポップも完全同時進行で誰にどう思われても好き好き大好きといつの間にか周りの人間がそれを好きにさせてしまっている良い意味でも悪い意味でも何に対してもマジブレない男が2021年そして2022年にヴァイナルとして送るアルバムはまさかのTIKTOKでバカヒットしたのはまあ我々が好きな音楽においてもそういったいくつかの事故はあるものだしと思ったら本作収録曲でまた当てやがった!...おまえ宝くじ買ったら10億円を2回当てるな。なのに我々のハートとアソコを鷲掴みにするメランコリックと疾走とストリート。フィリピンいやアジアいや世界を本当に救っておきながら勝手に生きる最高の男による全15曲。
-
話題沸騰ニューヨークはブルックリンの18歳の若者たちによるGEESE、2021年デビュー・アルバム。学校が終わったその足でそのままホームスタジオに篭りご近所さんに怒られる夜の10時まで全て自分たちの手でレコーディング。そしてミックスはFONTAINES D.C.やBLACK MIDIを手がけるDAN CAREYが担当。とにかくこの位置はこの10年いなかったのでそれだけでも感動である。そしてまるでThe STROKESがshameの闇雲ヤングパワーを手に入れたかのような疾走とアイデアと行動と実行から得た本当の青春だから確認できる次のユース・カルチャー及びロック・ミュージックな鳴りと趣きにとどめのまた感動。ここからもろもろ始まる予感全開の全9曲。[Read More]